私が旅に出る理由【ベトナム編】
初の海外が移住になった海外ド素人。
英語無能。タガログ語無能。現地友達皆無。
そんな私でも伝えられることができたら。というのがこのブログです。
今日の題名を見て「おざけん!」と思った人とは、多分5時間ぐらい一緒に飲めると思います。
ぜひご申告ください。笑
パスポート13ページ目のスタンプ
フィリピンに住んで早いもんで1年半が経ちました。
毎回冒頭で書いていますが、人生始めての海外が移住なのですが、フィリピンという国がそうさせるのか分かりませんが、なんだかもう怖いもんが少なくなった気がします。
環境を変えるって、人の感情や価値観も大きく変えてしまうもんなんですね。
夫の趣味が旅行ということもあって、ここ1年半で、タイ、マレーシア、カンボジア、ベトナム、シンガポール(2回)、台湾(3回)へ旅行に行きました。
しかもその合間合間、日本に7回帰っています笑
この頻度は、もう何かの運び屋レベルなのでは?と自分でも思うぐらい。笑(違いますよ!)
パスポートは更新したVISAの添付と入国・出国スタンプで、現在13ページ目。
いつの間にか、たくさんの国のスタンプでいっぱいになっています。
入管で無愛想な人がスタンプを押すあの瞬間、毎回お笑い芸人中川家の礼二がモノマネするあの顔を思い出してしまいます笑
しかし最近は簡素化なのかコロナの影響なのか、スタンプを押す作業がない国や希望者だけもらえるなどに変わってきていますね。
私は旅の記念なのでもらいたい派なのですが…
ベトナムの旅
せっかく色々な場所に行っているのに、フィリピンに特化しただけのブログではもったいないなと思い、今回はベトナムへ行った時の話を書こうと思います。
ベトナムのハノイへ3泊4日で行ってきました。
ベトナムはハノイとホーチミンが有名ですが、位置的にいうと全然遠く、北のほうがハノイ(首都)、南の方にホーチミン(都市)があります。

地図をみて分かるようにフィリピンからベトナムはとても近く、2時間半ぐらいで着きます。
今回はベトナムの首都ハノイを散策です。
横断できない道
大泉洋出演番組の水曜どうでしょうの企画で「原付きベトナム横断の旅」を見たことある人なら知っているでしょう。
ベトナムの道路はバイクの多さと、車の強引な運転で溢れ返り、もはや無法地帯。
しかもその道を渡る横断歩道はあってないようなもの。
信号のある道は少なく基本的には
「おのれの力で渡ってください」
と言った状況なのです。
大縄跳びに入るかのようなタイミングで(なんなら轢かれる覚悟で)渡らないと永遠に渡れません。
フィリピンも同等のような交通状況ではあるので多少慣れていますが、それでもバイクの多さはすごいです。
これも一つの観光スポットといった感じでしょう。

ベトナムらしいものを食す
好き嫌いが結構はっきりしている私ですが、東南アジアへ何度も行ってると
「そんな事も言ってられないな」ってちょっと腹を括れるようになりました。
ベトナム料理は正直、イメージからして好きではない。
なぜなら、パクチーが無理という致命的な理由があるからです。
しかし、もしかしたら本場のものなら食べれるかも?と思い今回挑戦しました!
が、、、パクチーはパクチーでした…。
こちらのフォーは、パクチーを多少抜いて食べた所、予想以上に美味しかったです。
付属のシークワーサーみたいな柑橘類を絞るとより旨さが増す!
ベトナムでは有名なお店なようですので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。


お店の中は、満席でしたが私達はタイミングよくすぐに入店することができました。
店内はどちらかというと外国人が多く、観光客向けのお店といった感じです。
ハノイのフォーを検索すると結構上位に出てくるので有名なお店かもね。
次にベトナムらしいといえば
「ベトナムエッグコーヒー」
エッグコーヒーとは、その名のとおり卵を使ったコーヒーです。
ベトナム語では「カフェ チュン(ca phe trung)」と呼ばれていて、昔は牛乳が非常に高価だったので、ミルクの代わりに卵を使用したのがエッグコーヒー誕生のきっかけだとか。
散策中に見つけたおしゃれなカフェを発見したので入店。
メニューにはしっかりエッグコーヒーがあったので、基本的に甘い飲み物が得意ではありませんが、まぁベトナムに来たからには頂くしかない!と注文。
ベトナムはなぜかどこに行っても椅子が低いのだが、あれなんの意味があるんだろ。
分かる人いたら教えて下さい。


冷めないように、熱湯の中にカップが入って出されました。

卵の味はそんなにしないなー。
かなりトロみがあって、下の部分にブラックコーヒーが隠れています。
コーヒーはめっちゃ熱いのでよくかき混ぜてから飲むことをオススメします。
こちらも想像以上に美味しかったです。
子供銀行かよ
ベトナムの通貨はドンなのですが、これがじつにややこしい。

こちらは2023年12月のレートなのですが。
1ドンが0.0058円って。もう訳が分かりませんよね。
そして紙幣をみてびっくり。

もう、ゼロの数が多すぎてよくわからない。
子どもの時に使ったおもちゃのこども銀行の紙幣にしか見えない。
一番大きな札が、500,000ドンで、日本円で3千円程度なんですが、物価の安いこの国では1万円札ぐらいの役割を果たしているという事になります。
上の写真は、BARで注文する際は1杯ごとに支払いをするのですが、お釣りがボラれているんじゃないかと念の為写真を撮ったやつです笑
勉強代だな。なんて言いたくない
BARのお釣りの写真を撮ったというのも・・・。
前日に私はひとりでフットマッサージに行きまして。(英語無能人が一人でねw)
そしたら60分200,000ドンという看板を発見。日本円にすると1300円程度か。まあ安いから行ってみようと一人で入店。
マッサージしている間携帯を開こうとしたら電波がない。最悪だ。
歩き疲れていた事もあって、まーいっかと爆睡してしまいました。
そろそろ終盤に差し掛かる頃に目が冷めたら、マッサージのベトナム小娘が
where are you from?
と言われたので「JAPAN」と返答すると、Really?と驚く感じ。
なんやねん!と思いながら寝起きでボーっとしていました。
支払いを終えると「tip, please!」と言われました。
あ、そっかここはチップが必要な国だったなーと財布を見ると、財布の中身は200,000ドンと1,000、2,000ドンしかない。
ちょうどいいチップの金額を調べようとするが、あ、そうか携帯が繋がらない。
チップって気持ちだろ?と思い3,000ドンを渡そうとすると、「ノーノー!スモールスモール!」と騒ぎ出し始めました。なんやこいつ。と思いつつ考えるが、もう通貨が訳わからん。そして、めっちゃ寝起きで頭も全く回っていない…
するとこのベトナム小娘がこれこれと200,000ドン札をつまみとろうとする。
人の財布の中に手をいれるのは、どういう文化なのか?と思い「ワッッㇳ??」と抵抗する私。
マッサージプライス セイム チップ、クレージー!と反論する。
まさに英語無能の悪あがきってやつです。
すると、「ノーーー!!!!#”‘&%)’$]」と訳わからん事を大声で言い出すベトナム小娘。
なんやこいつ・・ダルい。と思いながらも、なんかダルさが勝り考えたくない。
じゃあ200,000ドンをチェンジしてくれとお願いをしたら100,000ドン札を2枚渡されて
めんどくさいので100,000ドンをチップを渡してお店を出ました。
んーー、出ながらも、なっっんんっか払い過ぎてる感じするなぁ〜〜とモヤモヤ。
まあボラれているとしても、札に0が多いだけで大した額じゃないのは分かっているのでいいのだが、とモヤモヤ。
一応、「ボラれてたらこの店は気をつけろ」という警告素材として撮っておこうという気持ちで10メートル歩いたが、また戻ってお店の写真だけ撮ってきました。
戻った時に見た光景は、あのベトナム小娘が爆笑して誰かに話している様子でした。
なんか知らんけど、私の事だったらと考えたらだんだん腹が立ってきました。(実はその後3週間ぐらいモヤモヤは続きましたw)
ホテルに戻り、あのチップはどれぐらい払いすぎたのか調べてみました。

い、い、いちまんどん、、から、ごまんどん、、だと、、、、?
なんやあのベトナム小娘!!!腹立つぞー腹立つぞーー。
ってことは私は10倍の額を払ったという事かーーー!!!
ムカつく。
ムカつく。
ベトナム小娘にも、繋がらない携帯にも、何より英語で喧嘩ができない自分の語学能力に一番腹が立つ。
クソがーーー!と発狂したい気分でした。
たかだか50円が500円になっただけじゃないか。かわいいもんじゃないか。
となだめる自分の心と、
いやーーそういう事じゃないんだ!
という悔しい気持ちと、虚しさと、みじめさが心から溢れて止まらない。
今でも時々シャワーに入っている時などに思い出しては「クソがー」と叫んでいますw

ボラれる事も経験だし勉強代と思って。。という人がいますが(私も人にずいぶんこの言葉を使った気がしますが)、んー勉強代としてこの心モヤモヤを消化するにはまだまだ時間がかかりそうです。
たかだか500円が消化できない気持ち。
ある意味プライスレスやな。
きれいなところもありました





街全体がアトラクション。
ベトナムのハノイ。みなさんも興味があればぜひ行ってみてね。
今の私が、人生で一番若い。 後悔する前に、今のうちに。 恥ずかしいことも、楽しいことも、やったもん勝ち。 海外生活ド素人の珍道人生をこれからもぜひ応援してください。